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予防歯科

歯を傷つけないクリーニング「エアフロー」

エアフロー(ジェットクリーニング)は、クリーニングに使用される特殊な機器です。ジェット水流で微粒子パウダーを歯面や通常の器具では届かない隙間に吹き付け、タバコのヤニやプラークなどのバイオフィルムをすみずみまで効果的に除去します。従来の機器は、歯面に直接器具を当てるため、歯を傷つける可能性がありましたが、エアフローは歯に直接触れないため、歯の安全性を保ちながらクリーニングが可能です。

保険適応のクリーニングとの違い

歯面に付着した歯石やプラークを取り除くクリーニングには、スケーラーと呼ばれる特殊な器具を使用します。エアフローによるクリーニングは、見た目や予防に焦点を当て、口腔環境を良好で快適なものにすることを目的としています。エアフローは、茶渋やヤニなどの着色汚れや、通常の歯磨きでは取り除きにくいバイオフィルム(プラーク)を効果的に除去します。ジェット水流と微粒子パウダーを組み合わせたこの方法は、審美的な向上と衛生的な口腔環境を実現できます。

「エアフロ―」のメリット

Point01 着色汚れやプラークを隅々まで徹底除去

Point01 着色汚れやプラークを隅々まで徹底除去エアフローの微粒子パウダーは、狭い隙間や歯の表面にしっかりと吹き付けられ、頑固な着色汚れやプラークを効果的に取り除きます。歯ブラシや通常の器具では届きにくい箇所や、矯正装置の細かいすき間の汚れにも効果的です。

Point02 短時間でお口がキレイになりやすい

Point02 短時間でお口がキレイになりやすいエアフローは、高圧洗浄器のように微粒子パウダーを勢いよく吹き付け、歯面を効率的にクリーニングします。このため、30〜40分の施術でお口全体がすっきりとキレイになります。

Point03 歯や詰め物・被せ物を傷つけにくい

Point03 歯や詰め物・被せ物を傷つけにくいエアフローは、器具が歯に直接触れない上、使用するパウダーの微粒子が非常に細かいため、歯や修復物を傷つける心配がありません。安全性が高いクリーニング方法です。

Point04 むし歯・歯周病予防にも効果的

Point04 むし歯・歯周病予防にも効果的エアフローは、むし歯や歯周病の原因となるバイオフィルムも効果的に取り除きます。微粒子が細かいため、歯と歯の間や歯ぐきの境目など、歯ブラシが届かない箇所のバイオフィルムも徹底的にクリーニングし、むし歯・歯周病のリスクを軽減します。

Point05 クリーニング汚れがつきにくい

Point05 クリーニング汚れがつきにくいエアフローの処置後、歯の表面が滑らかになるため、プラークや着色汚れがつきにくい状態がしばらく持続します。しかし、定期的にクリーニングを行わないと、再び歯石が溜まりやすい状態になるため、3カ月に1回程度は歯科医院で歯垢・歯石除去を行うことをおすすめします。

予防歯科メニュー

ブラッシング指導

ブラッシングは予防歯科の基本であり、正しい方法で行わないと十分な効果が得られません。そこで、歯科衛生士がブラッシングの正しい方法を指導します。どのように歯ブラシを使い、どの部位に注意を払うべきかを詳細に説明し、ご自宅で適切にケアできるようにサポートします。

PMTC

PMTCPMTCは、歯科の専門家が専用器具を用いて行うクリーニングです。歯の表面や歯周ポケットなど、通常のブラッシングでは落としにくい汚れや歯垢を徹底的に取り除きます。PMTCは歯周病やむし歯の予防に効果的であり、定期的に受けることで口腔内を清潔に保つことができます。

フッ素塗布

フッ素塗布は、歯の表面にフッ素を塗ることで、歯質を強化しむし歯に対する抵抗力を向上させる処置です。フッ素は歯のエナメル質を硬くし、酸による歯の溶解を防ぎます。予防的なフッ素塗布は、むし歯の発生を抑制し、長期的に歯の健康を保つのに役立ちます。

噛み合わせの確認

噛み合わせの確認噛み合わせが悪いと、歯や歯ぐきに負担がかかりやすくなります。これにより、歯の汚れが溜まりやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、全身的な健康にも悪影響を与える可能性があります。予防歯科では、定期的に噛み合わせを確認し、必要に応じて調整を行います。

エアフロー

エアフローは、微粒子パウダーをジェット噴射して歯に吹き付け、軽度な着色やヤニを効果的に除去する方法です。歯の表面が滑らかになり、口腔内を清潔で美しい状態にすることが可能で歯の健康をサポートします。

むし歯・歯周病を進行させないために「予防歯科」が重要

むし歯や歯周病を進行させず、健康な歯を永く保つためには、予防歯科が極めて重要です。歯科医院の役割が「治療」から「予防」へと変化する中、患者様自身も予防に焦点を当てることが必要です。歯を守り、口腔の健康を維持するためには、「なってからの治療」ではなく、「ならないための予防」が不可欠です。最近ではこの予防中心のアプローチが広く受け入れられ、歯科医院は単なる治療の場でなく、予防の場としての役割を果たすようになっています。治療を終えた後も歯の健康を維持するためには、再発を防ぐための定期検診が欠かせません。一般的に定期検診は、3カ月に1度のペースで行うことが推奨されています。この頻度は、歯の健康状態を適切に把握し、早期に異常があれば迅速に対処するためです。定期検診は、何か異常が見つかった場合にも早期に対処することを可能にします。これにより、大掛かりな治療が不要となり、患者様の負担も軽減されます。ご自身の健康のため、そして将来の歯のトラブルを未然に防ぐためにも、予防歯科のアプローチを意識的に取り入れましょう。

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